見学や体験に来られた方によく質問されるのが
「こちらのチームは、お昼に2合のご飯を食べると聞いたのですが・・・・」
という内容です。
答えだけ言うならば、「その取り組みを行っています」になります。
だからと言って、入団して「はい、次回からご飯2合食べなさい」と言うのではありません。
3年間かけて、2合はペロリと食べれるようになりましょう、と言うものです。
高校野球の世界では、食トレを行っている学校は少なくありません。
大きな体はパワーを生みます。そして強い体を作ります。
それぞれの高校で独自のやり方をされているようですが、OBに聞くと、
寮生活ではどんぶりご飯だったとか、
練習より食べることが大変と言われたとか、
学校にお米を持って行って炊いて、練習前後におにぎりを食べるとか。
福山東では、高校野球に繋がるよう指導しています。
そのために、中学時代から多くの食事を食べることを練習しているのです。
成長期にある中学生スポーツ選手は、
基礎代謝量+活動分のエネルギー+成長分のエネルギー
が必要となり、12歳~14歳で 2,900kcal、15歳~17歳で3,150kcalは必要みたいですのでかなりの食事量ですよね。
もちろんお米だけでなく、主菜(お肉やお魚、卵など)、副菜(お野菜)、果物、乳製品の『栄養フルコース型』を毎食食べることが理想とされていますね。
果物、お野菜は100%ジュースでも構わないそうです。
まずは選手たち自身が、なぜこの取り組みを行っているかを理解し、
そして普段から好き嫌いなく何でも食べて、
怪我や病気に負けない、大きく力強い体を作ってほしいと思います。
もちろん食べるのが得意な子もいれば、食の細い子もいます。
1年生にしてみれば、なかなか大きな壁なのではないでしょうか。
最初はいつもより少し多いところから始めていき、
最近これくらい食べられるようになった、次はもう少し増やしてみよう
と日頃から意識して食事量を増やすことも大事だと思います。
では逆に、よく食べる体が大きい選手に対しては、そんなに食べたら太るのでは・・・・
と思われるかもしれません。
それ以上に練習では動きますから、逆に締まっていくのです。
練習前後に体重測定をしていますが、体重増加も緩やかです。
長くなりそうなので分けます(^_^;)
次回は、実際の食事風景をお届けしたいと思います。