今月初め、思いがけない豪雨に襲われました。
県内の多くの場所で河川や防砂ダムの氾濫や決壊、浸水、土砂崩れが起きました。
被災された皆さまには、心よりお見舞い申し上げます。
厳しい暑さが続き心身ともにお疲れでしょう、お体ご自愛ください。
このような状態の中、7月14日15日に開催予定だった1年生新人戦大会は延期となりましたが、
我がチーム内では全員が無事に顔を合わせることが出来、安堵しました。
自然の恐ろしさを改めて思い知ることになった月初でした。
開催予定だった夏の高校野球広島地区予選は開会が10日延期となり、岡山県でも日程が変更になったりと
非常にタイトなスケジュールに加え厳しい暑さの中で、高校球児たちが精一杯頑張っています。
最後の夏を迎えるOBもいます、
初めての夏を、スタンドから応援するOBもいます。
それぞれがそれぞれの想いを胸に戦っています。
100回記念大会だった今年の夏の大会、
広島県は開会式が縮小されましたが、安芸南高校主将の選手宣誓は涙が溢れました。
『今日、ここに大会が開会されること、野球ができることに感謝します。
7月6日、記録的な豪雨が西日本を襲いました。多くの命が失われ、今も被災されている方々もいます。亡くなられた方々に哀悼の意を表します。
私の地元は矢野です。7日の朝、私が見た景色、矢野が矢野でなくなったように感じました。
とにかく行動せずにはいられませんでした。その中でどうにもならない無力感も感じました。今なお困難な状況にある仲間もいると思います。
しかし、私たち一人ひとりにとって、選手権大会は、一回きりのかけがえのないものです。どんな状況も克服し、それを乗り越えて挑戦します。それが野球だから。
その積み重ねが100回目を迎えました。
今回は、私たちの成長、私たちの闘う姿を見てもらう大会です。被災された方々に勇気と力を与えられるように全力でプレーします。
家族、指導者、チームメート、私たちを支えてくれた全ての人々への感謝を胸に、がむしゃらにプレーすることを誓います』
OBたちも、野球が出来ることに感謝し、支えてくれた人々に感謝をし、毎日毎日、1戦1戦頑張っているでしょう。
野球を離れたOBも、自分が熱中できることに、自分にとってかけがえのないことに毎日頑張っているでしょう。
どんなことでもがむしゃらに頑張る、そんなOBたちをわたしたちはいつでもいつまでも応援しています。
そして、3年生の活動期間は約1か月となりました。
戻りたいと望んでも時間は戻せないから、後悔しないように今を、
3年生も、2年生も1年生も、わたしたち保護者も、
高校球児に負けないよう野球が出来ることに感謝して、
がむしゃらに頑張って行きたいと思います。